2014年9月21日日曜日

ハセガワ 1/72 三菱F-2支援戦闘機(単座型) キャノピーの修正方法 その2

さて今回はF-2Aのキャノピー周りの修正作業の続編
前回アナウンスしていた「パテを使った修正方法」を紹介したいと思います。

修正するキットは前と同じハセガワ製の1/72スケール
単座のA型(複座は合いが良いので作業は不要)です。

あと、今回の作業も「必ずしなくちゃならない」と言うものではなく
素組より完成度を上げたい時なんかの「参考用」として活用してくださいね


まずは風防キャノピーと3分割されたクリアパーツを接着して
写真のようにワンピースにしちゃいます。

この時の注意点というかポイントは
3番目のキャノピーパーツ後端にある凸ピンを切り飛ばすこと。

これは胴体側の穴にはめるための位置決め用なのですが
穴の位置が後ろ過ぎるため、今回のようにワンピース化しようとする時
2~3番のパーツ間に隙間を生じてしまう原因になってしまうんですよね。

穴を広げてやったりする方法もありますが
やはり切り飛ばしちゃうのが一番楽で失敗も少ないと思います。

次に各パーツ間を接着してやるのですが
溶剤系の接着剤を使うのでしたらはみ出しによる白濁に注意してください。

ここ接着に関しては人によってやり方や接着剤が違ったりしますので
「これが一番お勧め!」という答えは出せないんですよねぇ・・・・
オカメが今回行った作業に関して言えば、接着面のバリを取ってから軽くヤスり
隙間に流し込み接着剤を流すというストレートなやり方で行っています。

ただ流し込み接着剤は溶剤がキツイので、色々とリスクが高いです
(その分接着力は強いですが・・・・)

慣れていない方はトロトロ系の接着剤を極々少量塗布するか
Gクリア等々の無溶剤系接着剤をつかうという手もあると思います。

カッチリと接着出来たら真ん中のキャノピー上部に入っている
スライド金型によるパーティングラインを削って消してやります。

この辺りは定番作業ですから、やり方なんかは自分で検索していただくとして(汗)
ペーパー掛け作業時、ついでに接着面(フレームね)付近も磨いてやれば
ラインの繋がりが滑らかになって完成度がグン!とアップしてくれますぞ



キャノピーのワンピース化が終わりましたら
次は今回の主紹介記事となるハカマ部分の修正作業にかかりましょう。

まずは写真のようにグラス部分とフレーム部分との境界に
マスキングテープを貼り付けます。

貼り終わったらパテを盛りつける「ハカマ部分」を
荒めの紙やすりでザッと磨いて表面に細かい傷を付け「足付け」してやります。
用はパテの食い付を良くする作業なのですが
特にオカメのように、後からキャノピーを外して
ゴチョゴチョと弄るような方は絶対にやっておいた方が良いでしょう。

傷を付けたら写真のようにテープの境界部分に
黒やグレー等のフレーム内部色を塗っておきます。

これは裏側にフレーム内部色を塗った時
すきまよりポリパテ等の色が見えてしまうのを防ぐ為の作業でして
まぁ~絶対ってわけでは無いのですが
ほんのチョッとした作業ですし、やっておいて損はないかと思いますよ (^^ゞ



さぁ~パテを盛っていきましょう。
使用するパテはポリエステルパテ、いわゆるポリパテってやつですね。

これをハカマ部分に盛ってやるのですが
硬化後の成型が大変ですので、この段階でヘラを滑らせて
境界辺りの処理を、先にある程度済ませておきました。
やり方はイラストと写真を参考にしてもらえば
たぶん分かりやすいと思うんですけど・・・・どうでしょか (^_^;)


パテが完全硬化する少し前(7~8割り位かな)
カッター等を使い、写真のように荒削りしてやります。
ほら、完全にカチカチになっちゃうと、削る時に刃先が滑って
キャノピーに傷をつけちゃったりする可能性もありますからね

写真位にまで成型できたら、機体とパテの境界に
カッターの刃を入れて剥がれやすくしてやります。

(注)キャノピーを剥がす作業は少しリスクを伴いますので
出来れば先にコクピットを完成させ、キャノピーを先に接着してしまった方が
トラブル回避の面で良いかと思います


後は表面のを耐水ペーパー等で磨き
マスキングテープを剥がしてやれば作業は終了~っ!



キャノピーをパカンと脱着
ウキョ~ッ!ばっちり綺麗に仕上がってくれてますね♪ (●^o^●)


というわけで、今回のパテを使用した
キャノピーフレームの段差修正はいかがでしたでしょうか?

前回のプラ板を使用したやり方より少しアバウトに作業が行えるため
一派的にはこちらのやり方のほうが少し楽かもしれませんね

ただし、こちらはパテを使用しており
うっかりしてると欠けたり剥がれたりする可能性がありますから
作業時にキャノピーを脱着したり触ったりする時には
十分注意して行うようにしてください。
(そういう面ではプラ板を使用した方が上なんだよね)

あと、今回の作業はクリアプラを接着&加工しますから
単純な作業内容のわりに危険度は高めになっています。

割ったり変色させちゃったりしますと「やる気」が一気に落ちてしまいますので
プラモデルに慣れていない&初めて作ろうかなという方は
キャノピーをオープン状態で製作されるか(元々選択式になってますしね)
少しの段差や隙間には目をつぶるというのも一つの手だと思います。
プラモデルは、なによりもまず第一に「完成させてみる」

(`・ω・´)b そう!これが一番大事なんだよね

スキルなんてもんは、どんどん作れば
それに合わせて勝手に上がっていくもんです
なので皆さんも、一緒にジャンジャンバリバリ自衛機を作りましょう

さぁ~レッツモデリング! JASDF キョ~~ッ♪




最新の更新履歴

10.20 製作中にファインモールド製F-15Jを追加
12.07 製作中のバッカニア S.2C エリア88仕様を更新
11.25 製作中のバンパイア(空自仕様)を更新